偏頭痛に効く漢方とは

偏頭痛は原因がはっきりしないこともあり、人によっては長くつきあっていく必要のある症状です。従って偏頭痛が発生する度に副作用が気になる薬を使って痛みを散らすよりは、普段から漢方を用い予防を中心とした対策をとるのがより好ましいと言えるでしょう。偏頭痛の原因は血管にあり、血の流れを重視する漢方の考え方では特につながりの深い分野とも言えます。

 

偏頭痛に効く漢方としてはまず五苓散があります。体内の水の流れを正常化し無駄な水分を排出するという効果のある五苓散は、典型的にはむくみや吐き気の改善に用いられますが、血液量を調節し血管の拡張を抑制する効果もあります。

 

また、頭痛やめまいに効く生薬も別に配合されており、偏頭痛のみならず幅広く使える漢方薬となっています。

 

また似たような万能の漢方薬として葛根湯があります。こちらは日本でも非常に有名な漢方で、その万能さ故に民間療法としても頻繁に用いられます。

 

何にでも使える漢方薬ですが、鎮痛作用もあるため痛み止めや予防にも利用できます。ただし交感神経の亢進作用や発汗作用があるため、偏頭痛が発生している最中には不向きです。日常の予防に用いましょう。

 

他には、冷えを改善する作用を持つ苓姜朮甘湯や、頭痛や動悸を沈める作用を持つ桂枝人参湯などがよく用いられます。漢方では偏頭痛の原因は体内の水の流れに異常があることと考えられているため、利尿作用を持つものが多く用いられます。