偏頭痛と血圧

偏頭痛と血圧の関係は諸説ありはっきりしていません。高血圧の症状として偏頭痛が起こる可能性が示唆されていますが、関係ないとする文献もあり、実際のところはよくわからないというのが現実です。しかしながら、偏頭痛持ちの方が高血圧も併発していると、いざ偏頭痛の痛みが始まるとその痛みがより大きなものとなることは間違いありません。

 

偏頭痛とは脳の血管が拡張し、周りの組織を圧迫して神経を刺激することにより発生する痛みです。脈に合わせて痛みが増幅しますが、これは心臓が血液を押し出すタイミングで血管の拡張が最大になるためです。そして、言うまでもなく、血圧とは中の血液が血管壁を押す力のことですから、血圧が高ければ血管の拡張具合が強くなることは当然の現象です。

 

このような偏頭痛と高血圧の類似点から、両方の症状に対して適用となる薬などもあるため、偏頭痛と血圧の直接の関係はさておき、治療は同時に行うことが勧められます。血圧を安定させることで偏頭痛が治まってくると言う例も少なからず報告されており、高血圧はそのものが生活習慣病などの大きなリスクですから、ぜひ改善のために努力しましょう。

 

逆に、偏頭痛の予防にはよいが高血圧にはあまりよくない成分や栄養素などがあります。特に血管収縮作用のあるカフェインは、偏頭痛の原因である血管拡張を予防しますが、血管を収縮させる以上血圧は上昇します。そうすれば血管壁に負担がかかり、動脈硬化や血栓症の原因となるため両方の治療はバランスを考えてやらなければならない点も存在します。