偏頭痛としびれ

偏頭痛の発生に従って現れやすい症状の一つにしびれがあります。普段から頭痛と共にしびれを頻繁に経験していると慣れてしまうことと思いますが、一般的にしびれを伴う頭痛というと脳卒中や脳出血といった非常に重大な問題の一症状であることが多いため、油断することなく常に偏頭痛によるそれであるか慎重な判断が必要とされます。

 

偏頭痛によるしびれは脳組織が部分的に圧迫されることで発生します。偏頭痛は血管が拡張して周りの脳組織を押してしまうことによって発生しますから、メカニズム的には普通にあり得ることです。しかし問題なのは、脳出血が発生してあふれ出た血液が脳組織を圧迫していることによるしびれと、しびれの種類からは区別が付かないところにあります。しびれ発生のメカニズムとしては全く同一であるため、当然と言えます。

 

従って、偏頭痛によるしびれとそれ以外の重大な病変によるしびれを区別するには、発生している頭痛が偏頭痛かどうかによって判断するほかありません。

 

偏頭痛の場合、脈と同時に血管が最大に拡張するため、一般的には脈に合わせて痛みの波が発生しますし、脈が非常に強く意識されます。こういった特徴のある痛みと同時にしびれが発生した場合は、偏頭痛によるしびれである可能性が高いとは言えます。

 

そもそも、重病の可能性のある症状を無視してやり過ごさなければならないところに偏頭痛の怖さがあります。

 

痛みやそれに伴う諸症状が発生してから薬で散らそうとしていると、そのうち本当の重病を放置して大変なことになることもあり得ます。そのため、偏頭痛は発生の予防が何よりも重要なのです。